長曽祢虎鉄の師として有名な本相州住伊勢大掾綱廣は小田原北条氏の鍛冶であった天文年間の綱廣より数えて五代目、慶長年間に津軽為信に招かれて陸奥弘前の堀越城下で三百腰を鍛えた三宗右衛門綱廣は祖父に当たります。北条家より所領を得た鎌倉扇ガ谷に居住。本脇差は江戸初期万治頃（1658年）（364年前）の名脇差です。初代は北条氏綱に召し出され小田原で鍛刀し初銘正廣を氏綱より綱の一字を授けられ綱廣と改めました。本脇差は反りの浅い元身幅と先身幅の差の有る虎鉄と同じ脇差姿を現し、地金は板目肌に地沸がつき、刃紋は匂い出来に沸の付いた刃を焼き丸みを帯びた焼頭に地に突きいるような互の目刃を焼き帽子は虎鉄ぼうしの様に横手でふくらみ小丸に返り上手です。匂い口柔らかみの有る焼き刃は一段と明るく虎鉄の師であることを証明する脇差です。江戸期の拵えも質実剛健であり本脇差に一段と華を添えています。伊勢大掾綱廣は新刀綱廣の中で一番上手な刀工で、世の賞玩厚く数寄者好みの刀工です、刀剣界では長曽祢虎鉄の師で確かに本脇差から師弟関係がうなずけるものです。この度古い御数寄者様から後進の方にお安くお譲り下さいとお預かりした為に特別に格安にてご提供です虎鉄の師相州綱廣の脇差を是非お楽しみ下さい。xkcrx　　　　　　　・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・ 　

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